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イタリアワインといえば
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イタリアはワインの銘醸地。地形は縦に長くご存じ通りブーツ型。
北から南にかけて、20州すべての州でワインが造られています。
イタリア固有のブドウ品種がたくさんあり、気候も冷涼な産地から温暖な産地まであり、出来上がったワインは香りも酸味もタンニンも全く異なるワインばかりです。
イタリアはフランス、スペインと並ぶ世界三大ワイン産地のひとつであり旧世界のワインとも呼ばれています。
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イタリアの赤ワインで世界的にも有名な、バローロやベルバレスコ、キャンティなどが代表的ですが、実は白ワインも隠れたおすすめ銘柄がたくさんあります。
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世界的に白ワインと言えば、フランスのシャルドネやソービニョンブランシャープが有名です。しかしイタリアにも上質できりっと酸味がある白ワインがありますので、今日は著者が本気でおすすめの白ワインをご紹介します。
ワインの旧世界、新世界とは
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ワインについて会話をすると、どこからともなく出てくる「旧世界」「新世界」。
会話の中に当たり前に出てくるので、今更、誰にも聞けないですよね。
旧世界のワインとは
ワイン造りの歴史は古く、中でも特に歴史の古いヨーロッパのワインを旧世界と呼んでいます。
大航海時代に世界に向けて旧世界のワインが少しづつ伝わりました。
フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポルトガル、オーストリア、ハンガリー、ギリシャが旧世界に入ります。
新世界のワインとは
新世界は「ニューワールド」ともよばれ、旧世界の活躍以降にできた国のワイン事とを指します。
少し前までは、新世界のワインは「安かろう、悪かろう」とワイン愛好家たちから避けられていた時期がありましたが、最近の活躍は旧世界のワインを追い抜きそうなほど人気が高くなっています。
日本は新世界のワインは、手ごろで手に入れやすくテーブルワインとして需要も広がりました。レストランのグラスワインにも多く採用されています。
新世界は、日本も含めてアメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、を指しています。
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旧世界のイタリアワイン
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イタリアワインは旧世界と呼ばれ、ワインの歴史が長く世界的にも有名なワインがたくさんあります。しかし、世界的にも有名なイタリアワインは赤ワインばかりです。
フランスの白ワインに隠れて、イタリアの美味しい白ワインは見過ごされているのでしょうか。
ぜひ、ここでイタリアワインの美味しい白ワインを見つけましょう。ワイン会やワインパーティーに手土産で持って行くときっと驚かれるようなコメントをもらえると思います。
地中海 サルデーニャ島 Sardegna
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今日ご紹介するワインは、著者が特におすすめの地域、サルデーニャ島の白ワインです。
サルデーニャ島は、地中海でシチリア島に次いで大きい島です。
サルデーニャ島は、高級リゾート地として知られています。
サルデーニャの歴史はイタリア半島よりも古く、島全体が海の上に現れたのは3億年前と言われています。
サルデーニャ人は、基本的には山の民族で、羊飼いや農民として誇りを持っており、海に囲まれた地域であるっても、貿易などにはあまり積極的ではなかったそうです。
同じ地中海のシチリアは、様々な文明と文化の影響を受けたことに対して、
サルデーニャ島の人々は閉鎖的な民族だったそうです。
1970年代末「イタリアワイン・ルネッサンス」そう呼ばれるワインの近代化が急速に進みました。イタリア20州各地で急速に国際品種が植えられていきます。古き良きイタリアのテロワールが薄れていくようになりました。
しかしサルデーニャの人々は国際品種に過剰に手を出さず、一貫して土着品種を栽培し、
サルデーニャ島の個性を守り続けました。そして近年になって、テロワール、土着品種が再び注目される様になった昨今。
サルデーニャ島のワインが再び、脚光を浴びるようになったのです。
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サルデーニャ島のナチュラルチーズ
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著者は、チーズプロフェッショナルのチーズ最難関の資格を有しています。
チーズプロフェッショナルの中でも、サルデーニャのチーズは注目すべきイタリアのナチュラルチーズです。
サルデーニャ島は羊が多く放牧されています。羊はサルデーニャの人々にとって最も重要な食料で、羊の頭数は、島民の倍以上、放牧されています。
その羊から搾乳して造られた風味豊かなチーズ。
サルデーニャ島でDOPを取得しているチーズは、下記です。
- フィオーレサルド
- ペコリーノ・ロマーノ
- ペコリーノ・サルド
※ペコリーノとは、羊のチーズを指しています。
ペコリーノチーズはフレッシュタイプのものから熟成させたハードタイプまであり、多様な料理に使用されています。
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サルデーニャ島 ワイン
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ルネッサンス前期、サルデーニャ島はスペインのアラゴン家に支配されていました。
その時代に、スペインから運び込まれたブドウの樹は、
今もサルデーニャ島に土着品種として土地の個性、テロワールを反映しているワインを守り続けています。
サルデーニャ島のワイン生産量は、602.000hlで、ほとんどが白ワインです。
サルデーニャ島のブドウ品種 白ブドウ
・ヴェルメンティーノ
サルデーニャ全土で栽培されています。フレッシュな若飲みタイプが人気で、柑橘系と白い花のような優しい香り、程よい酸味が人気です。
高級なワインにするには、バランスよい酸味を残すため、早めに収穫され、仕上がったワインはフローラルでフルーティーなエレガントな白ワインになります。
・ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ
麝香を感じさせるアロマティックな品種です。甘口ワインになることが多い品種です。
サルデーニャ島のブドウ品種 黒ブドウ
・カンノナウ
サルデーニャ島で栽培される黒ブドウ最大の品種。スパイシーなニュアンスがある赤ワインになります。
・カリニャーノ
サルデーニャ島南西部で栽培される黒ブドウ。果皮が厚く、色素が濃く抽出され、渋みがしっかりとしたフルボディのワインになります。
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サルデーニャ島でコルクが製造されています。コルク産地としても有名で、イタリアワインの多くがサルデーニャ産のコルクを使用しています。
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サルデーニャ島 カラスミ
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サルデーニャ島はカラスミの産地としても有名です。イタリアでは、カラスミをボッタルガと言います。
ボッタルガをパスタに振りかけるのがおススメ。
作り方は簡単で、ゆで上がった熱々のパスタにパスタにすりおろしたボッタルガを振りかけるだけ。
シソの葉やセロリの葉を刻んで合わせるのもおすすめです。
その他にも、サラダの塩分として使用したり、ナチュラルチーズに合わせるのもとても美味しいです。スライスした大根とカラスミは日本の三大珍味としてお勧めの食べたかです。
イタリアのボッタルガは日本のカラスミより塩分が強めですので、食べ過ぎには注意してください。
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サルデーニャ島 おすすめ白ワイン
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サルデーニャ島はしろわいんの生産が大半です。中でも著書がおススメの白ワインをご紹介します。
絶対飲んで欲しいのが、キリっとしたレモンのような酸味で白い花のようなニュアンスがある、
ヴェルメンティーノので造った白ワインです。知らずにはもったいないです。お勧めの生産者をご紹介します。
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生産者ピエロ・マンチーニは、栽培地域が大きく、自社畑で栽培されたヴェルメンティーノが、ミネラル豊かで白桃や柑橘系のようなキリっとした酸味があり高品質なワインを生み出しています。手頃な価格でおすすめです
サルデーニャ島 おすすめ赤ワイン
サルデーニャ島の赤ワインはスパイシーなニュアンスがある、赤ワインがおススメです。
タンニンも豊かでトマトベースのパスタやピザにも相性が良いです。
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リローヴェは色が濃くブラックベリーのような紫色をしています。アマローネに似た、干葡萄のようなニュアンスを持ち、チョコレート、キャラメル、コーヒーやエスプレッソなどの複雑みを感じます。
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多様で深い味わいを魅せる熟成飲み頃カンノナウ100%で造られたサルデーニャの赤ワイン。自然派デットーリが造る「テノレス」です。サルデーニャのテロワールが感じられます。
ラズベリーやチェリーのようなニュアンスがあり、余韻もとても長い。
「市場に従うのではなく、自分が飲みたくなるような、自分にしか造れない、この土地でしか造れないワインを造りたい」をモットーにしている生産者です。
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イタリアトップ生産者「ファルネーゼ」が、サルディーニャ島の土着品種「カンノナウ」で造った自慢の赤ワイン。スパイシーでコクのある豊かな果実味が特徴です。タンニンもバランスが良く心地が良いです。
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