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モルドバ共和国とは
1991年、ソビエト崩壊により独立した、人口約260万人ほどの黒海の西に面した小さな国です。
日本の面積の1/11です。西はルーマニア、北と東と南はウクライナに囲まれています。
モルドバはブルガリアと混合されることも多いどうですが最近は、ワインで少しづつ話題になっています。ウクライナの隣という事で、国民の方は気が気ではない毎日を過ごしているでしょうか。
公用語はモルドバ語とロシア語も使われています。
四季があり、夏は40℃近くになることもありますが夕方には20℃まで下がることもあり非常に寒暖差がある気候です。
モルドバは、非常に恵まれた土地で沢山の川や湖、森も豊かで土壌と気候に恵まれ、ワイン造りに適しています。
これから、もっと日本にも多く輸出されるでしょう。
カベルネソービニョンなどの国際的なブドウ品種も多く栽培されています。
世界のワイン生産ランキング
1位 | イタリア |
2位 | フランス |
3位 | スペイン |
4位 | アメリカ |
5位 | アルゼンチン |
6位 | オーストラリア |
7位 | 中国!!!! え、いつのまにそんなに造っていたの!? |
8位 | チリ |
9位 | 南アフリカ |
10位 | ドイツ |
19位 | モルドバ 1年間の消費量はイタリアの次、10位で大酒飲み! |
26位 | 日本 |
モルドバワインについて
モルドバは穏やかな大陸性気候で気候が良く、なだらかな傾斜が多く、そしてなんといっても豊富な日照時間です。
化学肥料が不要な自然な土壌、黒土にも恵まれておりブドウ栽培に適した畑です。
フランスの銘醸地、ブルゴーニュやボルドーと同じ緯度46~48度に位置しているのもワイン造りに向いていると言えるでしょう。
気候が良いため、ブドウの成熟度も高くなり、果実味が豊かで上質で香り高いワインが生まれます。
モルドバワインの歴史は古く5000年以上も続いています。品質の良さから造られたワインのほとんどが、ヨーロッパに輸出されていきます。
ワイン好きなら是非、味わってみて欲しい話題のワインです。
ギリシャワインの特徴は?産地別 地図で徹底解説
KIKI
数年前に、ソムリエ協会教本に初登場しました。翌年の教本も必ず載っている国になりました。もちろん、試験出題範囲です。ブドウ品種や、モルドバ国内の産地が試験で出題されます。下記で紹介する4つのブドウ品種は必ず覚えなくてはなりません。しかも、試験では2,3問出題されます。
モルドバワインのブドウ品種
モルドバは白ワイン用のブドウ品種が65%と白ワインの比率が高いのも特徴です。
モルドバの土着品種をご紹介します。
✔ フェテアスカ・アルバ(白い乙女) 白ワイン用品種
白ブドウで最も歴史が古い。
味わいは、レモンなどの柑橘に、白い花の繊細で豊かなアロマが特徴です。味わいはシャープでスムーズ。すいすいと飲めてしまう美味しい白ワインになります。
✔ フェテアスカ・レガーラ(高貴な乙女) 白ワイン用品種
花のスイカズラや柑橘と花梨フレッシュながら芳醇な豊かな香り。フレッシュな酸味はミネラル感豊かで、フェテアスカ・アルバに比べ少し重厚感があります。
✔ フェテアスカ・ネアグラ(黒い乙女) 赤ワイン用品種
色調の濃淡は濃く、深いガーネット色。ブドウの豊かな果実味と後から押し寄せてくる富かなタンニン(渋み)が特徴です。ブドウの成熟度は高く熟成にも適しています。樽を使用したワインが多いので、余韻も長いワインです。ワインの格は余韻に現れますので、モルドバの赤ワインでしたら、まずはこの品種のワインの購入を検討してみてはいかがでしょうか。後ほど、ご紹介します。
✔ ララ・ネアグラ(黒い貴婦人)
赤ワイン用のこの品種は、モルドバの土着品種(その国だけのブドウ)の中で最も歴史の古いブドウ品種です。
香りは、カシスやラズベリーなどの赤い果実を連想させます。エレガントな香りと豊かな酸味が特徴です。ボルドー系品種との相性がよく、ブレンドされて造られるワインも多くあります。
ワインスクール ヴィノテラス モルドバワインセミナー
ワインスクール、ヴィノテラスでモルドバワインのセミナーを受講しました。
ヴィノテラスはソムリエ・ワインエキスパート試験対策も行っている、オンライン専門のワインスクールです。試験対策の他にも、ブラッシュアップ講座で、ギリシャワイン、スペイン、イタリアなど様々な国の講座が行われています。
今回、モルドバ人の講師さんによる、講座に参加しました。日本語のイントネーションも日本人と同じで驚きました。
モルドバワインはあまり馴染みがないかもしれませんが、華やかで豊かな香りが豊富なブドウが多い印象でした。
今回のモルドバワイン講座は、ワインが6種類、小瓶で届きました。
100mlで容量もたっぷりでした。
今後も同じ講師の先生でオンライン講座があるようです。
こんなのもあります。星付きレストランのソムリエさんによる講座など、ヴィノテラスは送られてくる小瓶のワインもなかなか飲めないものも多いです。
オンラインスクールのメリットは、どこに住んでいても受けられること、当日参加ができなくても録画で視聴できることです。
ヴィノテラス ワインスクールモルドバの土着品種
モルドバで造られるカベルネソービニョンの赤ワインです。
チョコレートのような濃厚な香りと、タンニンも柔らかく、フランスのカベルネソーヴィニヨンとはまた違う味わいです。モルドバはブドウの成熟度も高く、美味しいワインがたくさん造られています。
モルドバのシャルドネです
味わいは、レモンなどの柑橘に、白い花の繊細で豊かなアロマ。シャープでフレッシュな酸味です。極冷やして飲むことで白ワインの輪郭がはっきりします。飲食店で珍しい国のワインとしてグラスワインとして出すのも良いと思います。
✔ モルドバ産スパークリングワイン
モルドバはスパークリングワインも多く造られています。白ワインの生産が多いのでスパークリングワインも豊富です。
味わいはグレープフルーツ、レモンのような柑橘類のフレッシュな酸味でアカシアのような白い花のアロマティックな香りも特徴です。
辛口のスパークリングワインは、料理にも合わせやすいです。
おすすめは、ホタテのカルパッチョです。スパークリングワインの酸味が、食材の甘さを引き立てます。ピザなどのカジュアル料理(トマトベースがお勧め)にも合わせてみてください。
✔ モルドバ産スパークリングワイン
これもまたアロマティックで華やかなスパークリングワインです。
ブドウのアロマをストレートに感じられフレッシュでみずみずしい。アーモンドの香ばしい香りも贅沢に香ります。食事は、ブリオッシュやシンプルにチーズとパンだけで、スパークリングワインの美味しさを堪能していただきたいです。プレゼントや手土産にも珍しいワインなので驚かれるかもしれません。飲むときには必ず冷蔵庫で極冷やして飲んでくださいね。
KIKI
モルドバワインいかがでしたでしょうか。時代先取りで飲んでみてくださいね!
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