オリーブオイル ヌーボー オリーブの初絞りをワインと味わう - レストラン ワインじまん オリーブオイル ヌーボー オリーブの初絞りをワインと味わう

オリーブオイル ヌーボー オリーブの初絞りをワインと味わう

今年もオリーブオイルの初絞りが販売される頃になりました。

香りが強く、豊かなオリーブの香りはパンとワインだけで楽しめてしまいます。今しか売っていないオリーブオイル是非堪能してみてください。

オリーブオイル ヌーボーとは

世界中色々なところで造られていますが伝統的なオイルとして有名なのはイタリアです。

オリーブオイルはご存じの通り、原材料にオリーブを使用しています。そのオリーブも収穫時期の最盛期があり、旬のオリーブを絞ってオリーブオイルにしたのが「ヌーボー」と言います。

日本人は「ボジョレ・ヌーボー」に言葉の馴染みがあるので「ヌーボー」とつけられました。
ヌーボーは初リリース=初絞りの事を指しています。

ワインと合うオリーブオイル・ヌーボー

あなたは、オリーブオイルの初絞りを試してみたことはありますか。
一度、試すとその豊かな風味にハマってしまうかもしれません。ヌーボーは、一年に一度の販売のため、イタリア人でさえ、この時期の発売を楽しみにしています。

日本では予約販売で発売されることがほとんど。SNSで友達がヌーボーを楽しんでいる姿を見ても、今から買うことは難しいのが、このオリーブオイルの初絞りです。知っている人しか、買うことができないのです。

まだ今でも変えるのが、こちらです。売り切れてしまったら、また来年になってしまいます。お早めにどうぞ!

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オリーブオイルの産地はワインと同じ?

日本と同じ南北に細長いイタリア。地域によって気候も様々です。
そのため、育つオリーブの品種も様々あり、オリーブオイル一つといっても実はオリーブの品種は様々あるのです。ワインのブドウと同じで、産地により同じ品種同士であっても、味わいや風味が異なることも勿論あります。

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産地によって異なる風味

主な産地と風味はこちらです。

✔ 北部地方 ヴェネト、リグーリア
沿岸や湖岸で栽培されています。風味はマイルドで、少し控えめな印象です。スイートアーモンドを思わせる風味が特徴。

✔ 中部地方 トスカーナ、ウンブリア
内陸の丘陵地で栽培されています。風味は強めで香りの第一印象はインパクトがあります。青っぽい苦味を残しているのが特徴。

✔ 中部地方 ラツィオ
オリーブオイルの歴史は古く、古代ローマ時代からのオリーブオイル産地として知名度があります。バランスの取れた風味でオリーブオイルの定番としてレストランなどで採用されています。

✔ 南部 プーリア
イタリア最大のオリーブオイル一大生産地域です。大手の製造会社もここにあります。製造されるオリーブオイルは、バランスが取れた定番のような味わいや、スパイシーなものや個性的で豊かな味わいなど様々でバラエティが豊か。

✔ 南部 カンパーニャ
沿岸部と内陸部では個性の異なるオイルを生産しています。風味は造り手により様々でバラエティに富んでいる。

✔ 南部 シチリア、サルデーニャ島
青っぽさがあり青草のようなグリーン系の風味。味わいが強いものや穏やかなものなど品種によって様々あり個性豊かなものが多い。

オリーブオイルの種類

あなたは、オリーブオイルの使い分けができますか?!オイルにも用途があります


オリーブオイルは、大きく分けて一番搾りの「バージンオリーブオイル」とブレンドされた「ピュアオイル」に分けられています。

ワインと相性が良い バージンオイル

オリーブの香りが豊かで芳醇な、「バージンオリーブオイル」は4つに分類されています。ランクと言った方がわかりやすいかもしれません。
オリーブオイルはオリーブの実を絞って作られたものです。オリーブを何度か絞って製造します。製造時、一番最初に搾られるのがバージンオリーブオイルです。

エキストラバージンオリーブオイルとは、劣化度合いを示す酸度が0.8%以下という基準をクリアし、香りや味わいが高いと評価された最高品質のオリーブオイルです。劣化とは酸化の事を言います。

バージンオイルの使い方

バージンオイルは果実の味わいが豊かです。その為、直接料理にかけて使用することをお勧めします。高価ですし、酸化してしまう為、加熱用には通常使用しません。

食べ方は、カマンベールやモッツァレラチーズのような柔らかい、フレッシュタイプのチーズやソフトタイプのチーズにかけて食べると、なんとも華やかで美味しいマリアージュとなります。これでワインがあればいう事はありません。

他には、フレッシュな野菜のサラダにかける事ですが、バージンオイルをドレッシングにして召し上がることもできます。下記でレシピをご紹介いたします。

バージンオイル ドレッシング レシピ

ソムリエが教えるバージンオイルドレッシングレシピです。市販のものを買うより風味が豊かで美味しいです。

作り方は簡単。すべての材料を合わせて、ホイッパーで攪拌し均一にするだけ

  1. 粒マスタード ドレッシング (豚肉や鶏肉、野菜に合う)
    • 粒マスタード、酢(白ワインビネガー、リンゴ酢、米酢) 各小さじ1
    • 砂糖 小さじ 1/2
    • 塩  小さじ 1/2
    • バージンオイル 大さじ2
  2. バルサミコ酢 ドレッシング (サラダに合う)
    • バルサミコ酢 大さじ2
    • バージンオイル 大さじ4
    • 砂糖 小さじ1
    • 黒コショウ 少々
    • お好みで おろしニンニク 小さじ1/2
  3. しょうがオリーブオイル ドレッシング (豚しゃぶにピッタリ)
    • おろししょうが 20g
    • 酢酢(白ワインビネガー、リンゴ酢、米酢) 大さじ2
    • 砂糖 大さじ1/2
    • 塩 小さじ 1/4
  4. 和風ドレッシング (豆腐やサラダ、サンマ焼きにも合う)
    • 酢(白ワインビネガー、リンゴ酢、米酢) 大さじ3
    • 醤油 大さじ2
    • 砂糖 小さじ2
    • バージンオイル 大さじ

おすすめのバージンオイル

このオイルはとってもおすすめです。バゲットに是非垂らして食べて欲しいです。青い香りが豊かです。

サレミ レ(RE)エキストラヴァージンオリーブオイル
原産国名 イタリア シチリア州です。

華やか!果実味豊か!ジューシー!な三拍子が揃う完璧な味わい。オリーブそのもののの香りと旨味が溢れています。贅沢なオイルとして是非試してほしい代表オイルです。





ラニエリ エキストラバージンオリーブオイル
1000mlでサラダやドレッシングにふんだんに使用できます。レストランや飲食店でも採用されている万能オイルです。


BARBERA(バルベーラ)
原産国名 イタリア シチリア
香り豊かでアタックも強めで、フルーティーな香りが特徴。オリーブオイルの風味を楽しみたい時におすすめです。100%自社畑のオリーブを使用したこだわりの造り手です。

わずかな辛味と華やかなアロマ。クリーミーで柔らかな味わいです。モッツァレラチーズ、クリーム系の料理やトマト、モッツァレラチーズ、バニラのジェラートにも相性が良い。是非お試しを!パッケージもゴージャスでギフトにもおすすめです。

ノンフィルターとは

ノンフィルターについて。ヌーボーや絞りたてにはオリーブオイルの風味を最大限に残すため、ノンフィルターのオイルがあります。季節限定のものが多いので見つけたら即買いです!

質の良いオイル本来の風味を残すために、無ろ過の状態で瓶詰めするオイルをノンフィルターのオイルと言います。

ノンフィルターのオリーブオイルは、瓶底に浮遊物があることがあります。こちらも召し上がれます。

ピュアオリーブオイルとは?

ピュアオリーブオイルとは精製オリーブオイルに、バージンオリーブオイルをブレンドしたもの。
食用では主に、加熱用に使用されます。炒め物のオイルとして、パン生地などに練りこんだりします。

時には、上質な石鹸やエステのキャリアオイルにも使用されることもあるオイルです。
毎日の食卓でこんな上質なピュアオイルがお勧めです。

オリーブオイルに合わせたイタリアワイン

バローロ

イタリアワインといえば、バローロ。贅沢なオリーブオイルと合わせて堪能してみてください。お勧めのバローロはこちらです。

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KIKI

KIKI

飲食店を開業しておよそ20年。有資格はソムリエ・ワインエキスパート・サケディプロマ・唎酒師・酒匠・チーズプロフェッショナル。

経営者として店を盛り上げるために、ワインや日本酒に特化した店に舵をきり大成功。店で人気のコストパフォーマンスが良いワインや、ワインにマッチするチーズなどをご紹介します。お客さんには言えないワインの話もぶっちゃけちゃいます。ワイン大好き!みんなで楽しみましょう。

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