一次試験をクリアした皆様、おめでとうございます!
ソムリエ・ワインエキスパート試験の一番の難関は一次試験の勉強量になります。ただ教本に目を通して簡単に合格できるものではありません。何度も何度も同じところを繰り返すことによって記憶が定着していきます。
ついに、合格した方は、二次試験に向けて訓練をしていかなければなりません。
著者はテイスティングのプロです。プロとしてテイスティングのコツを皆様にお伝えしますね。先に、どうしてプロかっていうのは、
財務省の管轄に「酒類総合研究所」という酒について専門の研究機関があります。ここで、年に20名のみ招かれ、テイスティングの訓練を4日にわたり行われます。ここで、朝から晩までひたすらテイスティングの訓練と、試験が行われます。参加している受講者は、国税局の鑑定官でいわゆる酒の専門家です。他には各都道府県の酒造センターの先生たちです。そして、私のような民間人の参加は極わずかで、参加資格を得られるのは極めてまれで貴重な経験です。そして、民間人だからこそできる、他人への訓練を教えることができるのです。
先ずはソムリエ・ワインエキスパートの二次試験に出題されやすいワインからテイスティングを検討していかなければなりません。むやみやたらに、テイスティングしていては時間もお金も無駄になってしまいます。
- 独自のテイスティング方法に頼らない
- ソムリエ協会が推奨する香りや味わいのコメント通りに書くこと
この二つです。例えば、ドイツのリースリングを口に含んでみて、トロピカルでジューシーな味がすると選択網にありパッションフルーツや洋ナシを選択したとします。
これは、残念ながら不正解になります……。
これは、ソムリエ協会の試験です。独自の極まった回答はここでは控えてください。合格後に極まったテイスティングコメントをするのは、いつでもできます。
↑
これは本当です。だいたいというか、ほとんどが落ちます。
二次試験の合格率 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
ソムリエ | 73% | 85% | 85% |
ワインエキスパート | 78% | 73% | 70% |
平均 | 75% | 79% | 78% |
表のとおり、結構合格率が高いんです。ソムリエの方が合格率が高いのは飲食店や酒販店勤務の人が多いので、単純にワインを飲んだ経験値なんでしょう。
著者は対面で二次試験対策を行っているのですが、ワインエキスパートの方で、シラーを飲んだことがない、リースリング、ソーヴィニヨンブランを飲んだことがないという方は結構います。
やはり飲食店勤務をしていれば飲む機会が多いのは合格率にも比例していると思います。
テイスティングで品種の特徴を覚えるコツは、同じ品種を4回以上経験することです。
最初は、飲んだことがないものを記憶と結びつけるのは至難の業。
今日やったら、明日。明日やったらまた数日後というように同じ品種を繰り返しテイスティングしていきます。
ワインを購入して今日中に飲んでしまわないと!と思っている方。
決してそんなことはありません。
二次試験では3千円前後のワインが出題されます。安すぎると品種の特徴香がでないため、このくらいの価格帯のワインをテイスティングしましょう。5千円のワインも出ません。試験だってソムリエ協会の経営の一つです。高すぎるとたくさん用意しなくてはならないワインですので経営的にも無理でしょう。
2022年の出題ワイン
そして、試験で出題されるコメント用語です。毎年、選択数は異なります。
今後もっと詳しくテイスティングコメントを書いていきますが
ソムリエ協会の特徴として、
もう定説のようにコメントしていくのがコツです。
そして、配点についてです。
毎年配点について発表されるものではありませんが、2021年は配点が発表されました。
2022年も同様だと思います。
回答項目 | 配点 |
1, 外観 | 18~19% 各1点 |
2, 香り | 29% 各1点 |
3, 味わい | 17~18% 各1点 |
4, その他の項目 | 8~10% 各1点 |
5, 収穫年 | 5% 2点 |
6, 生産国 | 7~8% 3点 |
7, 品種 | 12~13% 5点 |
ワイン1本あたりおよそ40点満点です。ソムリエならワイン3本、その他の酒は2本なので126点満点です。ワインエキスパートならワインの出題が4本なので、163点満点です。
色んなサイトで、品種は当たらなくても良いなどと書かれていますが、最近では
5点配点ですので、産地も一緒に正解なら8点になります。結構重要になってきていますよね。
品種がわかれば、産地もついてきますから産地も正解になりやすいです。
例えば、リースリングが出たとして産地は、フランスかドイツのみです。
産地はテクニックとして座学で覚えていきましょう。
ピノノワールならスペイン、イタリアはあり得ませんよね。イタリアでもピノノワールは造られていますが、出題はされないでしょう。
毎年何かしら、出題される基本品種から覚えていきましょう。
3千円前後のこれらの品種を繰り返します。
そしてさらに有効な二次対策講座のスクールもおすすめです。
単発講座なので、価格も一回ずつなのでそれほど高額な講座でもありません。
せっかく山場の一次試験がクリアできたなら、もう落ちるわけはいきません。
スクールの活用が最もお勧めです。
私は、一次試験はアカデミーデュヴァンの富田先生で大満足。
一発合格で何なりと合格できました。
でも二次試験には別のスクールですが、もっと適した講師がいます。
どうしてかって、迷いなく「これはこれにチェック」「この銘柄の品種特徴はこれです」などはっきりと回答してくれます。
二次対策の講師選びもかなり重要です。
やっぱり講師も不安だから、はっきりと言い切らない人が多いのですが
ビノテラスの佐々木健太講師は違います!
私はこの講座でワインのステップアップできたと思います。
絶対おすすめです。
オンライン専門校で、YouTubeライブで配信されます。しかも時間が合わなくても、見逃し配信があります。ワインもたくさん、小分けで送られてくるので、繰り返し勉強できます。
ワインをたくさん買わなくても、小瓶で一度に6種類学べるので効率が良く、確実に合格へ前進できます。
試験対策の他、各国の色んなセミナーが開催されています。試験取得後も知識の構築に最適です。
私も実際に結構受講しています。
ソムリエ3次対策の実技講座も超お勧め!
たった5千円で、一流の先生の講座が学べます。
佐々木先生は、ズバズバ回答してくれますので、こちらもすっかり安心していまいます。
ストレート合格にはやっぱりスクールの活用が有効でしょう。
お金をかけるか、莫大な時間をかけるか。
ストレート合格の確率はこんなに低いのです。
ストレート合格の確率 | 2019 | 2020 | 2021 |
ソムリエ | 30% | 38% | 42% |
ワインエキスパート | 40% | 43% | 41% |
平均 | 36% | 40% | 42% |
ね!こんなに低いでしょう!これはカルチャー資格としてかなり低いです。
おそらく、ストレート合格のほとんどの人は、スクール出身者だと思います。
私の友人でも、独学組は3年はかけている人が多いです。
医者の友人でも勉強時間が取れないという理由はありますが、独学で5年かかりました。
スクールに行った方が絶対時間の短縮になります。
しかも、最近はコロナ禍の影響でオンライン授業が増えました。地方在住の方にとって、本当に素晴らしいシステムです。何年も、ソムリエ試験を受けたいと思っていた方、オンラインスクールがる今のうちですよ!
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